お元気でしょうか?生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店 門脇です!!
2010年最後の現場カイゼンニュースレターです!!僕らの住む上海は
12月31日まで通常に仕事をしておりまして、あまり年末、正月の感覚が
ないんですよね。。
貴社の2010年はいかがでしたか??
リーマンショックを乗り切り、大幅増産、増収増益になった年では
なかったでしょうか??
当研究会はといいますと、本当に学びのある1年になりました。
様々なお客さんの現場で新しい気づきと新しい試みを実施でき、
来年以降に繋がる大きな結果を得る事できました。
貴社の現場にも是非、共有させてもらえるといいですね。
当研究会は来年で8年になります。毎年毎年、来年はどうなるのか?と
研究員同士で様々な話し合いを年末にしております。特に中国の製造
環境に変化に関して、各研究員がリポートを上げてくれています。
手前味噌ですが、当研究会には優秀な研究員がそろっており、ありと
あらゆる角度から予測をし、また、様々な製造、物流の現場で聞き取った
内容や、世界情勢を加味し、報告してもらっています。
今回は2011年の予測!!として、当研究会から貴社に
少しだけですが優秀な研究員のリポートをお見せしますね。
2011年、中国の製造環境がどうかわるのか???大きく分けると三つ
の変化が起こることが予想されます。2009年から発生している事象の
延長ではありますが、2011年度においては加速度的に変わっていく
ことでしょう。
1) 人材不足
沿岸部の発展から、政府の様々な政策により、内陸部へ移っていった。
その結果、地方からの働き手が地元で就職先が増え、なかなか、産業
集積地である、沿岸部に労働者が集まらなくなった。また、3K(きつい、
きけん、きたない)の工場現場で勤めたがらない若者が激増している。
2) 人民元高へ
現在、US1=RMB66台で推移しています。2005年6月まではUS1=
RMB8.26の固定相場でしたが、5年で約20%元高に移行しています。
またアメリカの世界的なドル安移行政策、また、人民元の為替評価と
して約40%以上安く評価されている点から
2011年は年間で10%以上の元高に移行すると予測するシンクタンク
が多い。
3) 最低賃金の上昇
2011年からの5ヵ年計画で中国政府は「所得倍増計画」の導入を予定。
以下、抜粋
現在の所得分配は不合理で、貧富の格差が拡大しており、この問題を
解決しなければ、一連の深刻な社会問題をもたらす可能性がある。
都市部住民と農村部住民との間の所得格差は33倍前後を保ち、業界間
格差は最高で約15倍に達する。
所得の上位10%の一人あたり平均所得は下位10%の約20倍以上に達する。
少数の国有系金融企業のトップ層の給与水準は社会全体の平均給与の
約100倍にあたる。
一部企業のトップ層の最高給与は社会全体平均の約2千倍にも上る。
等々。。。。
要約しますと、「人が集まらない」、「部品代が上がる」、「製造コストが
あがる」という製造業にはあまりよろしくないといいますか。。。アゲインスト
の風が吹きまくっている状況になるようです。
さて、こういった問題を解決し、さらなる増産に対応し、利益を上げるには
どうしたらいいのか??
当研究会からの提言です。って、本当にスイマセン。愚直な事を進めて
いくしかないのです!!知っているよ!そんなこと!解っているよ!!!
といわずに、もう一度是非、2010年に出来なかったことを2011年に
進めませんか??
現場の5Sを推進し、自動化、自働化を進め、人的ミスが発生しそうな
工程は設備やITを活用する。PDCのサイクルを早め、常に結果を
見える化を進める。
これしかないのではないでしょうか??
今年やり切れなかった現場カイゼン、是非来年早急に
進めてください。
嵐がやってくる前に、是非!!
当研究会でも、貴社の現場カイゼン、お手伝いします!!!
お困りでしたら一度ご連絡を!!!
2011年は躍動、活動、実施の年です!!!良いお年をお迎えください!!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
門脇 圭
2010-12-30
==== おしらせ =======
2010年7月8日に発行された神田昌典さんらの書籍で当研究会のオフィス
が紹介されました!
「ビジネスの成功はデザインだ」神田昌典&湯山玲子、マガジンハウス
(
http://magazineworld.jp/books/all/b.php?gosu=2118)
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会のHPはこちら!!
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ご連絡は中国からは400-604-1765 フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 86-21-6440-1765
受付時間は平日9:00~18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
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