前号に引き続き、
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店 コーチの常松です。
(
http://china.a-solsh.com/profile03.html)
すでに、12月ですね。忘年会のシーズンで、お酒を飲む機会が多いかと思います
ので、お体にはお気をつけ下さい!
さて、今回第45号のテーマは、「在庫削減」です。
御社でも、在庫削減の次の一手を考えられている!?
のではないのでしょうか?
この「在庫削減」は、在庫管理業務では、解決すべき至上命題となっていることが
とても多いです。
ちょっと古いですが、以下のような記事が日本経済新聞に掲載されていましたね。
『在庫管理 難しさ浮き彫り 削減率12%、10年で最大に』
上場企業が2010年3月期に2ケタ減収に陥り、一斉に在庫の圧縮に動いた。
削減額は6兆4千億余り、削減率は12%と過去10年で最大になった。
<日本経済新聞(2010年6月15日朝刊、13面)>
12月も残り少なくなりましたが、御社での、2010年の在庫
の削減の進捗は、如何でしょうか?
在庫削減を推し進めるに際しては、まず、指標としてチェックするのは、在庫回転率
ですよね。
四半期毎の在庫回転率は、いつも計算しているので、いまさら?ってこともある
かもしれませんが、
この1年を総括する意味で、以下の計算式で計算してみてはいかがでしょうか?
在庫回転率(回)=出庫金額(年間の売り上げ)/在庫金額(棚卸資産)
在庫回転率が上がらないと、つまり不回転在庫が多いと、本来必要な原材料、
部材や半製品を入庫できない、購入できないということが発生します。
ちなみに
以前訪問した会社さんでは、不回転在庫と低回転在庫で総在庫の40%を占め
ていて、必要原材料を倉庫に収容できず、倉庫の外へ保管していました。
しかも、実際使用する際には、原材料が不良品となっており、生産に使用する
ことができず、生産ラインを止めざるおえない状況を発生させてしまっていました。。。。
倉庫現場での地道な在庫削減を進めている裏で、経営方針により、原材料、
部材や半製品などのコスト削減のため、一括大量購入を実施しなくてはならな
い状況があると思います。
この原因により、在庫の手持ち期間は、長くなり、運転資金
の停滞からくる金融的な圧迫が高くなり、在庫の破損、陳腐化やロスという問題
も発生する可能性が高くなりますね。
しかも、問題は、必要な原材料、部材や半製品を入庫させられないというところ
まで波及してしまう可能性が高いです。
私、常松が訪問したお客様の現場では、必要な原材料は、1カ月だけにも関わ
らず、原材料を6か月分まとめて購入されていました。
そして、必要とされない5ヵ月分は、倉庫脇に積み上げられていました。。。
恐ろしい事に、次の月に訪問した際には、また別の原材料を、6カ月分購入されて
いました。。。
このさまざまな原因で肥大化する在庫は、生産に必要な
在庫を保管する棚(スペース)を圧迫、占領してしまいますね。
肥大化と記載しましたが、ここでは、じわじわ増えるという意味で捉えてください。
現場に行かず、生産計画と在庫管理表を参照し、在庫不足のため、購買部は
発注をかけ、納品させる。実は、理論在庫< 実在庫で、在庫は増える。
全ての原材料、部材や半製品でこのような状況であったとしたら、1つの原材料
の在庫差異は少しずつだとしても、在庫はじわじわ増え続けます。
そして、突然問題が発生します。
「原材料を置くスペースがありません!」
「キャッシュが回らない!」と。。。。
では、このような体質をカイゼンし、在庫削減を抜本的に進めるには、どうすること
が大事になるかといいますと
在庫を正確に分類し、在庫量を正確に把握(見える化)することです。
例えば、
①棚卸し時に、一般在庫、不良品在庫、修理在庫、保守パーツ在庫などの全ての
在庫量を把握し、不回転在庫については、処理日を決める。
②倉庫の奥へ追いやられる事が多い不良品在庫、修理在庫、保守パーツ在庫の
管理棚を入り口近くへ移動させ見える化し、処理忘れを防止する。
そのほかにも様々な方法で、在庫削減を行い体質カイゼンに取り組まれ、結果を
共に出してきた現場カイゼン実績がございます。
今回のご連絡だけですと、なかなか伝わないと思いますので、「在庫削減」をしな
ければいけない現場、問題を抱えているとお考えでしたら、
一度ご連絡いただけませんか???
現場を見せて頂ければ、私常松が現場を訪問し、すぐに
出来る目からうろこの在庫削減テクニックを伝授しますよ!!!
ただ、そんなこと言われても、年末で忙しいので、「そんな時間をとれない!!」
という方のために!
今回は、過去、お客様へ提案させて頂いた提案書を再編集した
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入手方法は簡単です!
以下のURLへアクセス頂き、ダウンロードして頂くだけです。
ダウンロードして頂き、お読み頂いた後、是非ご感想聞かせてください。
http://china.a-solsh.com/download.php もちろん、こちらのノウハウ以外でも、在庫削減についてご質問ありましたら
ご連絡下さい。
ご連絡お待ちしております!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
常松 直志
==== おしらせ =======
2010年7月8日に発行された神田昌典さんらの書籍で当研究会のオフィス
が紹介されました!
「ビジネスの成功はデザインだ」神田昌典&湯山玲子、マガジンハウス
(
http://magazineworld.jp/books/all/b.php?gosu=2118)
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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