こんにちは!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会の矢崎早人です!
(矢崎の詳細プロフィールはこちら!
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大変ご無沙汰しております!
先週から開始した「Weekly 現場カイゼンブログ」の第2号をお届けいたします。
これは、「トヨタ 仕事の基本大全」という中経出版社が発行している本の中から、生産現場、物流の現場でお仕事されている方々にお役に立てる情報を、毎週1回当研究会の研究員から配信するものです。
「トヨタ 仕事の基本大全」という本の詳細はこちらです。
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さて、今週はCHAPTER2 LECTURE19「片づけに『聖域』はない」です。
生産、物流現場のカイゼンは現場の整理整頓から始まると言えますよね。
まずは不要なものを整理(捨てる)し、次に残された必要なものを整頓します。
整頓は、「どこに」「何を」「いくつ」置くかという3点をはっきり定めることが重要だと言われています。
こうすれば、現場は必要なものが必要なときにすぐに取り出せるようになるわけです。
しかし、頭ではわかっていても、なかなか上手くいかないのが現実です。
それは現場の整理整頓にアンタッチャブルな領域、つまり「聖域」を設けてしまうことに一因があると思います。
御社の倉庫やオフィスの片隅にもそんな「聖域」がありませんか?
あるいは総経理室のどこかにも。。。
実は、我が家は深刻な整理整頓問題に悩んできました。
家庭内の整理整頓という分野において、妻と私はまったく異なった指向性を持っています。
イソップ童話の「アリとキリギリス」で言えば、私はアリで、妻はキリギリスです。
私は必要ではないものはすぐに捨て、必要なものの置き場を決めて、管理するのが好きです。
消耗品は最低在庫数量を決めて、小まめに補充しています。
一方、妻はどちらかというと、好きな時に好きな物を買い、自由に置きたいタイプなので、我が家の整理整頓の秩序は常に刷新が求められます。
そして、必要なものが見つからないときはいつも、私が捨てたのではないか?
と疑われます。。。
それでも愛し合って結婚した二人ですので、多少の意見の相違があっても、それなりに秩序が保たれています。
しかし、そんな私たちの整理整頓生活において、なかなか立ち入れない「聖域」があります。
それは3歳になる娘の物の整理整頓です。
妻は娘のために良かれと思ったものは片っ端から購入する癖があり、
我が家は娘の教材、玩具、洋服などですぐに溢れてしまいます。
整理整頓を上手くやるコツは、できるだけ思い切って「捨てる」ことなのですが、
さすがの私もなかなか捨てられずに悩んでしまいます。
娘の物を捨てる時に、これで娘の可能性の一つを摘んでしまうのではないか?
とゴミ箱の前で躊躇してしまうのです。。。
「トヨタ 仕事の基本大全」ではこんな言葉が書かれています。
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捨てづらいものほどルールが重要
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例として、下記が挙げられています。
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「1年間、連絡をとらなかった人の名刺は処分する」
「1年を過ぎたメールは削除する」
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確かに、捨てづらいものは何かルールを決めないといつまでも処分できないなと思います。
娘の物で言えば、洋服は簡単です。
身体が大きくなって着られなくなるからです。
難しいのは教材と玩具です。
これも娘の成長に合わせて、古くなったものは簡単に捨てられます。
私は自分の中でルールを定めました。
1.娘が興味を失って久しい玩具や教材は捨てる。
2.ただし、そのうち娘の思い入れの深い玩具や教材は捨てない。
このルールは、最初は効果を発揮しました。
しかし、次の難題が待っていました。
それは購入してから久しいが、娘にとって将来必要になるであろう教材や玩具が捨てられないことでした。
どうすれば整理整頓できるか、私は妻と話し合いました。
そして、次に行ったのは、捨てられない物も含めてすべてを棚に整頓し、
見える化することでした。
その上で、家族全員がこれはもう必要ないよねと判断できるようにしたのです。
トヨタ生産方式でいう整理整頓のセオリーは、先に不要なものを捨てることですが、どうしても捨てられないものは、まずは整頓して見える化し、その上で捨てるルールを定めて行くのが良さそうです。(多少の時間はかかると思いますが)
我が家の整理整頓問題はまだ道半ばですが、「片づけに『聖域』はない」を信条に
これからもカイゼンしていきたいと思っています。
それではまた、皆さまのお役に立ちそうな情報があったら配信させていただきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
矢崎早人
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