おはようございます。
カイゼン研究会の池田です。
冒頭、ちょっと変な題名のメルマガですが・・・笑
本日はシステムというよりは、
人にフォーカスを充てた内容になっています。
そんなに長い文章にはしていないので、
お時間のある方はお付き合い頂けると幸甚です。
さて突然ですが、質問です。
あなたには常に手元に置いてあって、
たまに何かがあるとふとパラパラっと読み返してしまう。
そんな本はありますか？
少し考えてみてください。
・・・
ありましたか？
ちなみに、私にはあります。
それは文庫本サイズの『相田みつを』の
『生きていてよかった』という本です。
私がこの本に出会ったのは小学校4年生、
10歳の時でした。
亡くなった祖母が珍しく私だけを誘って二人だけで
出かけたことがありました。
当時は行き先もよくわからないまま、
ただ祖母に連れられて、電車を乗り継いで
到着したのが銀座駅でした。
そこで歩いて到着したのが『相田みつを』の
展示会的なものでした。
せっかく祖母が連れてきてくれたのだから
悲しませてはいけない。
ただ10歳の男子が週末の貴重な休みに大人しく
展示会なんて見るもんか、
早く終わらせて帰って公園へダッシュだ、
と最初の方は思っていました。
ただ、最終的には一つ一つの言葉を立ち止まって
見るようになっていた。
そんな記憶があります。
恐らく、一つ一つが子供でも読めるひらがなや
漢字で書かれていて、
かつ当時の私には何か響くものがあったのでしょう。
子供ながら結構なインパクトを受けた後、
最後のお土産コーナーに置いてあった小さな本が
目に入ります。
それが今も手元にあるこの本です。
実はこの本、
私が自分のお金で買った初めての漫画以外の本でした。
値段も500円そこそこで
子供のお小遣い程度で買える金額です。
普段本を読まない子供の私が、
帰りの電車ですぐに袋を開けて読んだことを
思い出します。
ちなみにですが、
私は別に本が好きなわけではありません。
本が好きとか、本を読むようにしている人を見ると
本当に尊敬します。
ただそんな私でも、この本だけは捨てるわけでも、
実家に置くわけでもなく、
引っ越しをしても常に本棚には忍ばせています。
もちろん思い出があるから、
というのも一つかもしれませんが、
もう一つの手放せない理由。
それは「見る度に何か心へ響くから」です。
子供の頃にこうやって感じたけど、
今はまた違った響き方だな、
というほどしっかりと比較をしたことはありません。
そもそも子供の頃に感じたそのままを
覚えてはいません笑
ただ、この本を見ていると、
一つ一つの言葉、文章が
「今の自分自身に問いかけてきている」
そんな感覚になります。
人は生きていれば様々な環境下で、
様々な外的要因に晒され、
様々なものもぶつかります。
そうすると、徐々に自分自身に変化が生じます。
その変化は新たな視点を生んでくれます。
だから、毎回読み返すたびに
新鮮な問いかけに聞こえます。
パッと本を開いて、その言葉を見た時
今の
自分の目にどう映るか
自分の胸にどう染みるか
自分の頭に何が浮かぶか
自分の心は何を捉えたのか
それらが毎回違うように感じるのです。
社会人が本を読む、
というと大抵は仕事にまつわる本が多いと思います。
それは知識を高めるためだったり、
はたまたスキルを身に着けるための本だったり
するかもしれません。
こういった本はどちらかというと、
『今の自分の仕事に直接効果を与えるため』
という目的が強いでしょう。
そういった目的にはもちろん大きな力を発揮します。
翻って、私のこの本は別に仕事には直接的に
何の効果もないでしょう。
別に知識が上がるわけでも、
スキルが身につくわけでもありません。
ですが、『仕事に向き合う自分自身』に対しては
効果があります。
自分自身を想い返したり、
見つめなおす時間が生まれるのです。
本は何か目的がある方が頭に入りやすい、
というのは良く言われます。
社会人が目的を持つ場合は、
やはり仕事の場合が多いので、
読む本は仕事関係の本がどうしても
多くなってしまうかもしれません。
ですが、そういった本ばかり読んでいる方は
是非一度こういった自分自身に問いかけられるような、
そんな本を読んでみてください。
もしかしたらすでに答えは自分の中にあって、
自分を見つめなおすだけで見つかる答えかもしれません。
また部下を持つ方であれば、
自分自身が少し変わるだけで
答えにたどり着けるかもしれません。
そういった本をまだ見つけていない方は、
直感で良いと思うので、
第一印象優先でいくつかあさってみることをお勧めします。
最後になりますが、
今回私がふと読み返してみて頭に残った物を送ります。
『どうころんでもおれのかお』
これ見た瞬間にちょっとぐさっときたものがありました。
なんかかっこよく仕事しようとか、
怒られないように仕事しようとか、
変なプライドができている自分が見えました。
ただそれで転んで何か失敗したりしても、
結局は自分の顔です。
そんな元々かっこよくない顔を気にして大事なものの
優先度を下げている自分がいる気がしました。
今日から気を付けようと思います。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました！
ブログをはじめました！
https://kaizenlab.hatenablog.com/archive
以前のニュースレターはこちら！！
↓↓↓
https://a03.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=3&aid=817&bn_code=d7ac8cabede437cdd90ad8cd1dad5b62
wechat（微信）でも配信中！！(中国語版も)
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
＝＝＝＝＝＝＝ この定期カイゼン通信の目的 ＝＝＝＝＝＝＝
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている管理者の
方へ、また、日本で中国ならびに東南アジアのオペレーションを管理している
方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。
我々は、生産現場、物流現場の皆様が抱える問題を様々な方法で解決し、
カイゼンする事を第一の仕事としております。
品質のカイゼン、生産性のカイゼンなど、様々な成功事例が当研究会には
数多く蓄積されています。
その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと
思い、ニュースレターを発行しています。
お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接
返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
ご相談は24時間、365日無料で対応しております。
******************************************************
当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式（TPS）やITを
活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を！！
相談無料です。
http://www.a-solsh.com/index.html
******************************************************
ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、
24時間365日受付中、日本、東南アジアからは
TEL:＋86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
生産、物流現場カイゼンNews Letterはこちら！！
http://www.a-solsh.com/mailmagazine.html
http://www.a-solsh.com/center01.php
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
上海市長寧区広順路33号C南座206室
お問い合わせ:
marketing@a-solsh.com
メール配信解除は下記URLをクリックして下さい。
https://a03.hm-f.jp/index.php?action=C1&a=817&f=7&g=3&c=30364&m=330&code=4951c4f5f74753ed84f17d384bc13dc2&fa_code=09c371595ff20f033f057ed2ee6027a0
