フリーランスとしてHRP（ヒューマンリソースパートナー）日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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日本人駐在員及び中国人社員の方々に研修を行っています。それぞれの価値観や行動様式、コミュニケーションにいたるまでどう考え？どう動き？どう語るのか？をお互い知ることにより理解が深まりコミュニケーション時におけるギャップや壁が少なくなります。
いつもお話ししているのは「いい悪い」ではないという事です。互いを尊重し信頼するためには「いい悪い」という考え方を乗り越え理解しようとしなければなりません。またそう思わなければ前には進みません。
違う考え方や行動様式を目の当たりにするとまずは見てみないふりを含め無視します。対峙する前に心の中では見たくない、知りたくないとなり対峙しようとしません。無視の次は拒絶です。拒否とも言えますが受け入れたくない気持ちが強く無視よりはいいのですが気持ちはマイナスです。拒絶の次は否定です。否定は拒絶よりはいいのですが関心を持ったという意味では前進です。否定するという事は関心があるということです。関心がないと拒絶で止まります。関心がありそのあとはなぜ？どうして？と理解が始まります。
日本人、中国人に関わらず異文化を含め違う価値観や考え方にぶち当たった時に理解しようとするまでに相当大きな障壁があります。「ありえない」「考えられない」「おかしい」は否定ですがそこからもう一歩前に進めてみてください。
なぜ？どうして？が理解しようとしている状態です。大事なのは「いい悪い」ではなく背景や考え方を受け入れる、もしくは受け入れようとするという事です。自らが信じてきた価値観がいい意味でも悪い意味でも崩壊する瞬間でもありますが受け入れる気持ちがなければまた否定、拒絶、無視と逆戻りしてしまいます。日本人的な感覚だと「悪い」でも中国人的感覚だと「いい」事もありもちろんその逆もあります。受け入れるという事は「そういう考え方もある」と考える事です。簡単なようですが実際は難しいのが現状です。
受け入れ、理解が進み次に大事なのは「共通言語」を作る事です。違う価値観や考え方を認めたあとは言葉の定義付けを含めたチームとして組織として会社としての共通言語を作成しなければなりません。
目的を一つにして前に進むためには避けては通れないプロセスです。「優秀な人材」についてもお互い考えは違うはずです。違う考えを無視する事なく理解し受け入れ議論し共通言語を作る。この過程を踏まなければ誤解やギャップはどんどん大きくなり隔たりができます。関心がないという状態になれば会社としてはもちろん組織としてもチームとしても仲間としてもいい仕事が出来る状態ではなくなります。
皆様は理解し受け入れ共通言語を作成されているでしょうか？
PS
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