フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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研修や商談の中で駐在員として一番大事な事は何だと思われますか?と質問させていただく事があります。「中国をきちんと理解する事」「中国市場においてしっかり実績を作り上げる事」等々返答をいただきます。
中国を理解する事も実績を作り上げる事も決して間違いではありません。とても大事な事だと思います。私が考える駐在員として一番大事な事は「人として尊重と信頼を得る事」とお伝えしています。現地の従業員は日本の上司や同僚のように長い時間を同じ会社で過ごしているわけではありません。どのような考えを持ちどのような仕事の進め方をするのか?を知りたいのはもちろんですがどのような人なのだろうか?を知りたいのです。
「人として尊重と信頼を得る」ためには何をすればいいのでしょうか?現地社員とコミュニケーションをしなければなりません。コミュニケーションは質ももちろんですがまずは量です。雑談を踏まえたくさん話す事によって双方の事を理解する事が大事になります。
中国で仕事をしている皆様は出張する事も多く、一度や二度いや毎回と言われる方もいらっしゃるかと思いますがフライトのディレイを経験されていると思います。ディレイは予定が狂い中にはフライトそのものがキャンセルという事もあります。ディレイは肉体的にも精神的にもより疲れる状態に置かれます。
実際に私が経験したディレイにおける機長のスピーチをご紹介させていただきます。
搭乗して1時間。飛行機は動きません。乗客は苛立っています。そこで機長のスピーチがありました。「目的地に雨雲があり予定離陸時間は2時間後になります・・・」飛び立つであろうと思っていた乗客は「2時間も飛行機の中で待つのか?」とさらにいらいらが募ります。機長のスピーチは続きます「皆様ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。実は私も用事があります。おそらく間に合わないでしょう。私も皆様と同じ気持ちでございます。どうか心を落ち着けてお待ちいただけますようお願いいたします」この一言で乗客は静まり結局機内に4時間いたのですが声をあげる人もなくただただ時間が過ぎるのを待ち飛行機は離陸しました。
苛立っていた乗客がなぜこの一言で静まったのでしょうか?それは「機長も同じ気持ちで同じ状況に置かれている」と言う共感でした。「2時間遅れます」だけだとどうしてだ?なんとかしろ?となりますが「用事があり私も同じ気持ちです」と伝える事によって機長と乗客を含めたこのフライト全体で不思議な一体感が生まれたのです。公私混同と言われるかもしれませんが機長の一言で場が収まったのは事実です。皆様はどう感じられたでしょうか?
機長が意図して伝えたのかどうかはわかりませんが自らの状況を伝える事によって同じ目線、同じ立場である状況を生み出したと言えます。中国人社員とコミュニケーションがうまくいかない。お互いなかなか分かり合えないという悩みを抱えている駐在員の方は多くいらっしゃいます。衝突やトラブルが発生する事も多々あるかと思いますが自らが置かれた立場や状況を伝える事によって事態を打開する事が可能になる事もあるかと思います。
ディレイは困ったものですが機長の機転でその場が収まったスピーチから学べる事があると思いました。
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