フリーランスとしてHRP（ヒューマンリソースパートナー）日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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日本人駐在員の方々に赴任者研修を含めたワークショップの現場で自己紹介や事前の課題ヒアリングで圧倒的に多いのは「話しているけど本当に理解されているかわからない」「価値観や考え方の違いから本当に分かり合えているかが不安」等々中国語を含めたコミュニケーションの問題を多く感じられているようです。
またモチベーションアップを含め中国人社員の本当の気持ちがわからないと行った課題も多く提議されています。
??相手を知るということ
日本人同士は部署や仕事が違っても実は様々な場面で実に多くのコミュニケーションを取っています（最近はリモートも増えてコミュニケーションそのものも問題になることが多くなっていますが）通勤やランチ、退勤やその後の会食を含め話す時間が多く、知らず知らずの内にお互いを知ることが多くあります。
中国人社員とはどうでしょうか？「チームの中で話している」「会食もしているし仲良くしているよ」と思われている方が多いかもしれませんが果たしてそうでしょうか？日本人駐在員の方が思われているほど中国人社員は思っていない可能性があります。中国人社員にしてみれば「日本人はいつも忙しそうで話しにくい」「業務の指示が多く無駄な話はしない」と思っている方が多いのではないでしょうか？我々が中国人社員の方にインタビューをしていても同じような感想を持たれている方が少なくありません。
??社員のフルネームを言えますか？
研修の現場で参加者の皆様へ「部下の数は何人ですか？」「部下の方々のフルネームを言えますか？」と質問をします。フルネームは英語のニックネームではなく中国語での名前です。部下の数が50人や100人となると難しくなりますが直接指示命令をしている部下となると通常は言えるはずです。中には少し不安そうな方もいらっしゃいます。
その次はどこに住んでいるか（地域）ご存知ですか？また家族構成は知っていますか？と質問をします。プライベートな事でもありますので気をつけなければなりませんが知らないより知っている方がいいのは言うまでもありません。日本人同士であればその情報のほとんどは完全ではなくても知っている事が多いと思います。
知っているか？知らないか？答えられるか？答えられないか？は色々なケースがありますが本質的な事は相手に対して興味関心があり知りたいと思っているかどうか？です。
業務の指示はもちろん大事なことではありますが同じ会社の社員としてお互いを知る。尊重をしているという姿勢が大事です。全てを知り得るのは難しいかもしれませんが相手を知るという意味では基本的な情報を知っておくのはマイナスにはなりません。
皆様は自分の部下の方々のフルネームを言えるでしょうか？
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