フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
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■ある総経理の嘆き
先日若手総経理のAさんと会食をする機会がありました。情報交換をして行く中で総経理から「うちの社員はゴミを拾わないんですよ」という話しになりました。
会社の廊下にゴミが落ちていて拾った方がいいという状況の中、社員は見て見ぬ振りをして拾わない。総経理はその場面に出くわし直接「何故ゴミを拾わないのか?」と周りにいる社員に問いつめたそうです。
社員の答えは「それは掃除をする人の仕事です」Aさんは落胆しつつも「自分達が働いているオフィスをきれいにするのは当たり前だ」と諭したそうです。
■ゴミひとつない工場
ゴミを拾わないという話しから以前訪れたある工場の話しを思い出しました。その工場は多数の従業員を抱えるアパレルの工場でした。訪問しお話を伺いながらゴミや塵ひとつない工場に驚嘆すると同時にどうしてもここまできれいなのかという疑問がわいてきました。
B総経理の案内が一段落した時に「なぜここまできれいなのですか?」という質問をしたところB総経理は少し微笑みながら「実は当初ゴミだらけだったのです」と答えたのです。
■工場からゴミが消えた理由
着任当時工場はゴミが多く社員は拾うどころかゴミの中で作業をしていたと言います。それを見かねたB総経理は「ゴミを拾ってきれいな工場にしよう」「何故ゴミを拾わないんだ」と毎日のように時には大声で言い続けたそうです。
それでもゴミはなくなりません。困り果てたB総経理はある方法を思いつきます。それはいち早く出社し自らゴミを拾うというものでした。社員は出社してきれいになった工場を見てびっくりします。
しかし朝はきれいな工場もゴミは増えて行きます。B総経理は決まった時間に何も言わずまた自らゴミを拾いました。その行動を毎日のように継続したそうです。当初は「総経理がゴミを拾っている」と困惑の目で見ていた社員でしたがきれいな工場で働くうちに一人また一人と自ら拾うようになり最終的には社員が率先してゴミを拾い工場はどんどんきれいになって行ったそうです。
■どう伝えるのか
何故ゴミを拾わなければならないのか?どのように伝えるのか?A総経理は直接伝えB総経理は自ら行動する事によって伝えました。
正解不正解はなく環境や状況によって対応も変わってくるはずです。強制的に「ゴミを拾いなさい」と言っても反発を受ける可能性もあります。また率先垂範で動いても社員が動いてくれると言う保証もありません。
ゴミを拾うと言う行為を通じて伝えたい事は何なのか?日々忙しい中立ち止まって伝えたい事を考えてみる事も必要です。
皆様の会社では社員はゴミを拾うでしょうか?
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