フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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■久しぶりだったオフィス訪問
A総経理とは旧知の仲で長い付き合いになります。中国に進出した当時からお付き合いがあり年も近いことから、これまでいろいろな話をしてきました。メーカーの駐在員として赴任され、挫折や苦労をしながら中国で事業を拡大されてきました。
個人的に仲がいいこともあり会食をしたり共通の友人を通じて近況を報告しあったりと事務所で会う機会は少なくなっていました。以前オフィスでお会いした時は工場の横にある事務所でオフィスというよりは工場の横に部屋があるという感じの場所でした。業務拡大により事務所が移転されていたことは知っていたのですがメールや電話で話すことが多く、伺う機会は正直あまりありませんでした。
そんなおりAさんから緊急の要件がありオフィスで話がしたいと電話がありました。私は久しぶりにオフィスで会える事をとても楽しみにしていました。
■Aさんの部屋
新しいオフィスにお伺いし、社員にAさんを訪ねて来ましたと伝えたところ、社員は「会議室に総経理はいます」と答えました。私は会議の最中なのかなと思いながら会議室に入りました。Aさんはノートパソコンを前にして仕事をしていました。
私は「広くていい会議室ですね。ここで仕事ですか?」と聞いたところAさんは「金さん実はここが私の部屋なんですよ」と答えられました。私は?と思いながら「でもAさんここは会議室ですよね。部屋は別にあるのでは」と聞き返したところAさんは「大会議室兼私の部屋で社員が使う場合私は外に出ます。ノートパソコンがあればどこでも仕事はできるし、大きな個室だと思えばね」と笑いながら答えます。
私は興味津々で「中国だと個室があったほうが何かと便利ですよね?個別に話すことも多いし」Aさん私の質問に「金さんここで話していますよ。書類は全部棚の中、私は移動式の引き出しひとつとパソコンでここにいます。これは便利です本当に。鍵は私が管理していて、基本的にはドアもオープン。ちょっと広すぎたけど机も大きいし資料いっぱい並べて仕事していますよ」
■老板(総経理)の個室は必要か?
中国では総経理用の広い個室がある会社が圧倒的に多く、総経理が社員と共にフロアーで仕事をしていると社員の方が緊張して仕事がやりづらいという事もあります。総経理はトップであり、面子と権威を持って大きな個室で仕事をすることが多いように思えます。
個室には個室の意味がある。個別に個室で話をするということが総経理・社員双方にとってメリットが多いという事もあります。日本企業において現地法人では「そんなに広い個室は必要ない」「コストもあり豪勢な社長室はかえって無駄になる」と敬遠されることもあります。個室が必要か必要でないかという議論はそれぞれの国情や考え方にもよると思いますが、中国では権威や象徴としての個室という意味合いも全くないとは言えませんが実質的に様々な場面で使いこなすという意味で使い勝手がいいのは確かです。
Aさんは日中双方の考え方をミックスし、大会議室兼個室というユニークな方法でコストや個別面談を含めうまく解決されていました。なかなか面白い方法だと思いました。皆様は個室で仕事をしていますか?それとも社員と共にフロアーで仕事をしていますか?どちらがよくてどちらが悪いということではありません。中国の実情に合わせ判断すればいいと思います。
Aさんが最後にこんなことを言っていました「社員は総経理室という感じの個室よりも入ってきやすいみたいです。それもよしあしなのですが(笑)」
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