おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
弊社ではメルマガ配信後、どれだけの方にメールを見て頂いたのか、
システムを通して計測しているのですが…
先日、私の配信させて頂きました『指導者としての井上康生』を
題材にしたメルマガ
https://a.k3r.jp/a_sol/37137C62940F28
これが久々に多くの方にご覧頂いたようでして…
自分でも驚いています
まさか、いつも四苦八苦考えて配信している現場系の
メルマガを、井上康生が超えてしまうとは…
ちょっと悲しいやら、でも嬉しいやらという何だか複雑な気持ちに
なりました…笑
たださすがに毎回現場系以外を取り上げるわけにもいかないので、
今回は現場系に戻した内容となることを、何卒ご了承頂きたく…笑
さて、今週は久々に「トヨタ仕事の基本大全」という本の内容を題材にしたいと思います。
今週はCHAPTER 3 LECTURE 43
"「事後の百策」より「事前の一策」"
です。
もしも
現場で起こる全てのトラブルに対して事前に対策を講じることができたら…
と考えたことはありませんか?
現場の作業員自ら発生する可能性のあるトラブルを事前に予測し、
対策を考え、考えた対策を自らの意思で提案して対策を講じる
仕事大全の中では『事前の一策』と表現されています。
これが完璧にできたら、それこそ魔法のようですが…
現実問題、100%とはいきません。
それでもスキルを養う努力をすることはできます。
ではどのように養うのか?
「トヨタ 仕事の基本大全」には以下のように書かれています。
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では、どうしたら「事前の一策」を適切にとれるようになるのでしょうか。
あるトレーナーは、「過去の失敗の経験を活かすといい」と言います。
…
そのためにも、かつてどんな失敗をしたのか、その失敗からどんな
ことを学んだのか。その記録を取っておくことが大事になります。
あるトレーナーはトヨタ時代、現場で起きた失敗、そこから学んだ
教訓をノートに記録し続けたと言います。トヨタでは同じように、
失敗をノートに記録している人が少なくありません。
仕事をしているとなんらかのトラブルが毎日のように発生します。
それがどんな状況で起きたか、どういう対策をとったかを他人の
トラブルも含めてノートに書いておく。
それを続けることで、失敗は大きな財産となり、適切な「事前の一策」を
とることができるようになるのです。
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つまり日々トラブルに追われてただ対応するだけでなく、
記録することがとても大事なことだということです。
一つの小さな綻びがやがていくつものトラブルとなって目の前に現れる、
なんていうことは珍しくありません。
私も前職の設備メーカー時代は日々のトラブルに追われておりましたが、
現場には様々なToolがありました。
例えば…
・Web上で使える、トラブル情報共有に特化したMailer
・トラブル発生から対応までのやり取りは全てそのMailer上で行う
・トラブルを登録すると上司の承認があるまでそのタスクは残る
・トラブルを登録すれば解決までのやり取りが全て記録されるため、
いつでもトラブル履歴をトレースすることができる
このシステムを使うことでトラブルの履歴を遡れることでき、
トラブルの対応もより迅速に行うことができるようになります。
私も当時はこのToolをよく使っていました。
というのも、トラブルの対応内容というのはよほど大きな案件でない
限り基本的に横展開されません。
つまり対応者だけが知っている暗黙知となっていきます。
それが小さな案件であればあるほど、です。
しかし現場において小さなトラブルでも重要な内容であった、という
ことは珍しくありません。
そういった場面でこのようなToolを使い、暗黙知を共有化しておけば
対応も迅速に行えるようになります。
確かにトラブルを記録するというのは工数もかかりますし、
すぐには成果に繋がらないかもしれません。
しかしそういった
トラブルや失敗は会社の財産、ノウハウ
だと思えばどうでしょうか?
その積み重ねられた失敗は経験値となり、いずれ大きな成果へ繋げる
ことができるでしょう。
今後新しく製造ラインを作る、新しい製品を作るなどの転機があれば
一度過去のトラブルを可能な限り洗い出してみては如何でしょうか?
その経験値から起こり得る可能性があるトラブルを想定して事前に
対策を講じる、ということを検討することは作業員にとっても次の
ステップへ進むための良い経験、そして力になると思います。
今週も最後まで読んで頂きありがとうございました!
何か現場でお困りのことがありましたらお気軽に当研究会へご連絡下さい。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
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