フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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■人事制度改訂のご相談
「評価制度の見直しをしたい」「賃金制度を改定したい」「制度は作ったけど肝心の現場が正しく内容を理解していない」人事制度についてのご相談を受ける事が多々あります。多いのは「運用の難しさ」です。コンサルティング会社にお願いして形は出来たが、実際に運用してみると意図に反した結果になっている。「どうも違う・・・どうすればいいかわからない」と言った声も多数あります。私はまず「何のための人事制度なのか?」と質問します。総経理や人事責任者は一様に困惑した表情になります。「定着率を上げるためですよ」「頑張っている人に報いたいからです」「評価をしないと不公平だからです」様々な答えが返ってきます。中には「社員に言われたからです」と答えられた総経理もいらっしゃいました。
■魂の入っていない人事制度
ある総経理から相談を受けました。その会社ではそれまで人事制度はなく総経理が業績を中心に半年に一回総経理の判断で評価を行っていました。社員数も増加し、総経理1人では判断しきれなくなり、コンサルティング会社を通じて人事制度を作成しました。体系的な素晴らしい人事制度が出来たと総経理は喜んでいました。これで正しく評価が出来る。個人的な判断から公平かつ透明な評価が出来ると結果を楽しみにしていました。しかし半年、1年と過ぎた時点で何かがおかしいと感じるようになります。幹部社員からあがってきた評価内容はC評価やD評価が圧倒的に多かったのです。総経理から見ても業績をあげている社員もいました。総経理は我慢出来ず、ある幹部社員を呼びつけて「なぜこれほどまでに評価が低いのか?」と話を聞いてみました。幹部社員は少し困ったような顔をし「これまでは総経理が評価をしていました。新しい評価制度は項目も多く、内容も細かくて、時間がかかります。基準も曖昧でよくわかりません。それでも我々は必死で評価をつけています、社員の自己評価が高すぎてそれはないだろうと減点したらこういう結果になりました」総経理は幹部からの報告を聞いて言葉を失いました。「このままではだめだ・・・意図が全く伝わっていない」
■人事制度は社員の成長のためのエンジン
総経理は人事制度において一番大事な制度を通じて伝えるべきメッセージを伝えていなかったことに気がつきます。背景や意図を含め社員に対しての説明を怠っていたことを後悔します。
人事制度はその会社にとってあるべき社員(こうなってもらいたい)への成長のエンジンです。会社の存在意義や事業目的を明確にしていく過程においてあるべき姿とそれを実現するあるべき社員はどういう人なのか?またどうなってもらいたいのか?という価値観を明確にし、制度を作成しなければなりません。人事制度は会社や総経理から会社の価値観や考え方を伝えるメッセージであるべきなのです。
メッセージを伝えるためには会社の存在意義であるミッションを明確にしなければなりません。ミッションを明確にした後は中長期計画を含めた事業戦略を明確にします。ミッションや事業計画を実現するための組織を想定しながらDNAや組織風土を含む価値観や考え方を明確にし、制度に落とし込んでいかなければなりません。人事制度の作成は社員である「人」の成長を考えると同時に会社そのものを考える機会であるとも言えます。皆さんは人事制度を通じてどのようなメッセージを社員に伝えていますか?
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