フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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これまで数多くの総経理と経営や人事の話をしてきましたが、共通している課題として中国人社員とのコミュニケーションを挙げられる方が圧倒的です。その中でも感想や印象を含め日本人が中国人社員に対して感じている不満として多いのは「言い訳が多い」「自分の意見ばかり主張する」「人の話を聞かない」。逆に中国人社員が感じている日本人経営陣(駐在員は圧倒的に経営陣を含めた管理職が多い)に対する感想としては「自分の意見ばかりを押し付ける」「中国人を理解していない」「日本の話を持ち出す」です。
直接的かつ合理的なコミュニケーションを好む中国の方は多いと思います。加えて感情的です。声が大きくなることもあります。どちらかと言えば感情を押し殺し、推測と期待のコミュニケーションスタイルである日本人にとってはその雰囲気になかなかなじめず、ストレスがたまることもあります。
身振り手振りを加え話すだけ話して捨て台詞を残しながら出て行かれたと言う経験もあります。なんとか落ち着かせようと話をしようとしますが話すタイミングがなく、ふんふんと聞いているうちに話があらぬ方向に行き、不平不満があふれ、部屋を出て行った後「何なんだ一体!」となんともやりきれない気持ちになったこともあります。皆さんも同じような経験を一度や二度あるのではないでしょうか。
総経理室や会議室で上記のような状況になると感情的な議論になれていない日本人は言われぱっなし状態になります。言いたいことが言えないストレスと「何が言いたいんだ」「何を考えているんだ」と心がざわざわします。感情に感情で対応すると「言った、言わない」議論になり、冷静な判断が出来なくなります。どれだけ感情的であろうとまずは冷静になり、本質はどこにあるのか?本当は何を言いたいのか?本音は?と考えてみてください。相手が感情的であろうと言われたことを咀嚼し、冷静にまとめてみてください。中国人社員は言いながら考える傾向があります。聞きながら考えるのは日本人にとってそれほど苦にはならないはずです。議論を恐れない姿勢を保ちながら冷静に言われたことをまとめ上げます。
まとめた後「あなたはどう思う?」と聞いてみてください。
「あなたはどう思う?」は中国ではいろいろな言い方がありますが一般的には「你怎么想?」
「你有设么想法吗?」という言い方ですが「你说呢?」と言う言い方を試してみてください。
「你说呢?」は少しやわらかい表現になり、親しい感じになります。
感情に感情で対応しない。相手の言い分を傾聴しながら「你说呢?」あなたはどう思う?と聞き返す。相手の言い分を聞いて自分の意見を半ば怒りながら感情的に言うパターンは多いと思いますが、「你说呢?」あなたはどう思う?と聞き返しそこからは冷静かつ建設的な意見交換に戻す。コミュニケーションスキルは万国共通だとは思いますが本質的な議論を進めるために聞きながらまとめ相手に意見を求める。ぜひ一度試してみてください。
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コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
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