おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
今日は少し変わった件名でメルマガをお届けしております。
こんなのよくあるよ〜
という体験かもしれませんが、あえて私の切実な想いを綴らせて頂こうかと思いますので、少しの間お付き合い下さると幸いです。
現在私は上海に住んでおりますが、9月でちょうど上海に住んで丸3年が経ちました。
早いものです、ホント…
たった3年でも色々と上海の変化を感じるので、長い間生活されている方はもっとたくさんの変化を経験されているのではないかと思います。
ただたった3年間でも確かに一つ感じることがあります。
それは上海にある日系居酒屋の客層の変化です。
私が来た頃はまだ日本語の方が多く聞こえていたような気がします。
ただ特にこの2年ほどでしょうか
どの日系居酒屋へ行っても、とにかく中国語がかなり聞こえてくることに気がつきました。
前はもっと日本人の比率が多かった気がするのですが、今では完全に逆転しているように感じます。
もちろん立地などもあるとは思いますが、確実に増加傾向にあることは事実だと思います。
この前つい興味本位で中国版の食べログのようなアプリで上海の寿司屋を調べてみました。
このアプリでは評価する時に星や値段などを入力するので、星や値段を評価の人数で割った平均値が表示されます。
高いお店っていくらくらいするのか、並び替えてみて驚きました。
一人2000元〜3000元級のお店がごろごろHITするんです!
しかもこれは評価を投稿した人で割っているので、もっと使っている人だっているはずです。
噂では10万円を超えるコースなどもあるようで、改めて上海には驚きました…
どうやら上海では日本食は"儲かる"という位置付けにあるらしいです。
同僚の中国人曰く、
日本食は量も少なく提供できるし、枝豆茹でただけで20元(約300円)は取れる中華料理でそんなことしたら客が怒る
とのことです。
日本食は単価が高いことは周知のようです。
そのためか上海ではオーナーが中国人の日系居酒屋などが乱立しています。
最近は頑張っている中国人オーナー日本食もちらほら見かけますが、
このお店は中国人オーナーだな
というのは結構分かったりします。
メニューの日本語がちょっと変だったり、味付けがなんか違うなーと思ったり…
つい先日、そんな中国人オーナーの日本食でご飯を食べました。
お店の名前は○○水産
ぱっと見日系かと思いきや、オーナーが日本滞在中に○○水産と名の付く居酒屋へ行って感動したらしく、それをそのままパクッて持ってきたものらしいです。
※メニューで"栄螺(サザエ)"が"スクリュー"と訳されてました笑
実は中国版食べログでふと目に入ったウニ丼が美味しそうだったので、それをわざわざ食べに行きました。
中国版食べログで載っていた写真がこれです。
ウニが山になっていてこれは美味しそうだなと思い食べに行ったのですが、この時点では日系の居酒屋だと思っていました。
(メニュー見てこれは日系ではないと思ったのは言うまでもありませんが…笑)
そしてようやくお目当てのウニ丼を目にして驚きました。
ん? なんかちがくね?
なんか平たいぞ、山になってない
写真じゃうまく伝わりにくいかもしれませんが、全然山になっていないのです
味はウニを乗せただけなので普通においしかったですが、問題はそこではありません。
色々な人の評価で写真の載っているウニ丼はどれも山になっています
そこで気が付きました
店に騙されているのではなく、これを作った人のせいだと。
全く標準化されてないじゃないか!!
工場なら不良品やで!
(私は関東出身です)
と心の中で叫びましたが、この時は返品せず黙って食べました…
(1杯188元です)
この原因はあなたならどのように考えますか?
色々と考えられるかもしれませんが…
私としては、これをおかしいと思う基準、標準がないのが一つの原因と思います。
そしてこれは以下のように連鎖して考えられます。
パターン①
基準、標準がない
↓
仕組み、ルールがない
↓
仕組み、ルールを作る人がいない
↓
仕組み、ルールを作る人を教育していない
↓
仕組み、ルールそのものがないから仕組みや
ルールを守る必要もない
↓
管理されている職場ではない
↓
…
パターン②
標準、基準はある
しかし標準、基準を守らせられない
↓
標準、基準の徹底ができていない
↓
管理者の力不足
↓
管理されている現場ではない
↓
…
管理されていない現場が綺麗だとは思えませんし、綺麗な現場では良い物は作れません。
(私は実家が飯屋だったので、飲食の衛星などの大切さはある程度肌で感じております…)
綺麗 = 良い物が作れる
これが直結するの!?
と感じる方もいるかもしれないので、もう少しこの間を説明すると…
前提として綺麗なことはもちろん超大切です。
綺麗な現場は問題が見えやすく、発見しやすいものです。
しかし綺麗を通して分かること
それは
働く現場の人が職場を綺麗にしようとする姿勢、しつけが最終的に品質に大きな影響を与えるということです。
綺麗な現場というのは従業員が綺麗を保とうとしなければ決して実現しません。
綺麗を保とうとする意識、というのは従業員もそうですが、
管理者が綺麗の意識を持ち、尚且つ部下と共有できている証拠です。
綺麗を保つ意識というのはしつけにも繋がるので、基準、標準などの仕組みやルールもしっかり守るような意識を持つことができる、と言えます。
これは
管理者として管理が出来ている、と言えるのではないでしょうか?
当研究会でも現場の指導をさせて頂く時はほとんどと言っていいほど2S、5Sの観点から指摘します。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B30273C9
その理由が少しお分かり頂けたかと思います。
たまにお問い合わせ頂く中で、カイゼン指導を始めてすぐに成果を求める方がおられます。
"カイゼン指導"はやったらすぐに工場が劇的に良くなる魔法ではありません
先にも言いましたが我々は2S、5Sを先に指摘させて頂くことが多いです。
それは
困って悩んでどうしてもカイゼン指導が必要だと当研究会へお問い合わせ頂く工場のほとんどが、2S、5Sから始めないといけない状況だからです。
カイゼン指導の効果がちゃんと目に見えるようになるまでには最低でも半年以上のお時間を頂きます。
しかしそうして土台からきっちり指導をしていくのが当研究会のカイゼン指導のスタイルであり、これがかえって最も近道なのです。
急がば回れ
カイゼンに近道なし
もしも…
本当に困って困って悩んでいてどうしようもない…
と途方に暮れている方がいらっしゃいましたら、是非一度当研究会の門を叩いてみて下さい。
このメールに今悩まれていること、困っていることなどをご返信頂くだけで結構です。
その悩み、お困りの解決策をご提案するため、
無料で工場を診断させて頂きます。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B30273C9
(9月はまだ少し空きがございます)
当研究会はいつでもご連絡をお待ちしております!
長文となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
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日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
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