おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
先日ちょっと気になるニュースを見たのですが、ちょっと驚いたので少しだけお付き合いください…
中国人お金どんだけ持ってるねん…というお話です…笑
アメリカの大学で発覚した不正入学問題はご存知ですか?
今年3月くらいでしょうか、スタンフォード大学を始めとした有名一流大学において、カリフォルニア州で進学指導会社を経営していたウィリアム・シンガーが主導して有名大学のスポーツコーチに賄賂を渡して入学させていた、というもの。
ウィリアム・シンガーが運営する偽装の慈善団体への寄付として子供一人当たり10万〜250万ドル程の幅で不正入学を請け負っていたそうで、資格もないのにスポーツ特待生として入学させていたりしたようです。
この問題ではお金を受け取っていた側はもちろん、渡した保護者側も起訴されているようで中には某有名ハリウッド女優や大企業の幹部などがいるそうですが、この絡みでつい先日大変なことが分かりました。
2017年にスタンフォード大学に娘を入学させた母親が問題の中心人物に650万ドル、日本円にして7.2億円ほど払ったことを認めたそうです。
ちなみに支払ったとされるのは中国の製薬会社「歩長制薬」の会長を務める趙濤氏の一家。
マジか…そんなバカな…笑
この支払い金額が他と比較してもべらぼうに高いので話題になったようです。
娘一人入学させるために7億円。
子供の教育にはお金を惜しまない中国ならでは、ということでしょうか。
「どんだけ金持ってるねん!」
と思わず突っ込みたくなる記事でした笑
さて前置きが長くなってしまいましたが、本日も「トヨタ仕事の基本大全」から皆様のお役に立ちそうな情報をメルマガに載せてお届け致します。
知らない方のためにもご説明すると、これは「トヨタ仕事の基本大全」という中経出版社が発行している本の中から、生産現場、物流の現場でお仕事されている方々のお役に立てる情報を、当研究会の研究員から配信するものです。
「トヨタ 仕事の基本大全」という本の詳細はこちらです。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B16138B55
京東でも翻訳された中文版が販売されているので詳しくは下記をご覧ください。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B16138C75
本日はP.366 Chapter7 Lecture94
【成果は「横展」する】
からお届け致します。
早速ですが、あなたの会社では成果の出たカイゼンが横展される仕組みや文化、雰囲気はできているでしょうか?
これは組織が大きくなればなるほど、人数が増えれば増えるほどぶち当たる問題なのではないかと思います。
成果が出たら出来るだけ独り占めしたい
こんな心理が人間の根底には少なからずあるのではないでしょうか?
恥ずかしながら私だってそういう気持ちが全くないわけではありません。
「独り占めはいいぞ〜」と私の心の中のしょーもない悪魔くんが囁くこともあります。
ただそれ以上に私は横展をした時に他の人が喜ぶ方が嬉しいので横展する方に心が傾きます。
しかし独り占めに心が傾く人だって中にはいます。
ではそれをされて一番被害を被るのは一体どこ?
誰なのでしょうか?
それは組織全体、つまり会社です。
会社にとって本来利益になるための施策が横展されない、つまり実行されないわけですから会社から見たら損失以外何物でもありません。
つまり会社としても実績のある横展はバンバンしてもらうに越したことはありません。
ですがここで一つ、あなたにお伝えしたいことがあります。
以下「トヨタ仕事の大全」からの抜粋です。
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ただし、横展について誤解していただきたくないのは、上から「これをやりなさい」と組織全体に浸透させるのは、横展ではないという点です。
「方針展開」といいます。
経営者が「今日から整理・整頓を徹底しよう」と言っても、かけ声倒れに終わりがちなのは、横展になっていないから。
横展はあくまでも、現場の人から自主的に上がってきた改善を横に広げていくことです。
現場の人たちでやり始めたことだから、ほかの部署にも広がっていくのです。
中略
仕事に刺激を与えるという意味でも、モデルや目標となる人の仕事ぶりや職場を見学するのは効果的です。
例えば、自分が憧れる職場の先輩に話を聞きに行ったり、会社の外の異業種の人々と交流したりすることも、大きな刺激になるでしょう。
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如何でしょうか?
あなたの現場の横展は「方針展開」になってはいませんか?
また単なる言いっぱなしなどにはなっていませんか?
ちなみにですが、「方針展開」が全て悪いというわけではありません。
むしろ最初は「方針展開」、つまりトップダウンがベストです。
特に中国などではトップダウンが大きな成果を出すためには不可欠です。
しかし最終的に目指すところは「現場が率先してカイゼンを行い横展すること」これに尽きます。
中国という国では職場で何よりも認められることを職場に望む、というデータもあります。
あなたの現場の管理者は現場のカイゼンを認めてあげて背中をプッシュできる文化、雰囲気がありますか?
もしなければまずはその文化、雰囲気を自分で起こすところから始めては如何でしょうか?
その上で次に現場のカイゼンの質が悪い、カイゼン自体を中々率先して行わない、などの他の壁にぶち当たるかもしれません。
そんな壁に心当たりが少しでもあれば以下が参考になるかもしれません。
現場管理者のための2日間 品質・物流カイゼン集中習得コース
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B16138D77
部下の扱い方と管理者の役割習得コース
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B16138D78
最初の話に少し戻りますが、こと中国では教育にかなりのお金をかけます。
もしかしたらあなたの現場の方も投資すればちゃんとした成果を出してくれるかもしれませんよ。
少しでも気にある情報があればお気軽にご連絡下さい!
いつでもお待ちしております。
今週も最後まで読んで頂きありがとうございました。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
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