おはようございます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝将光です。
(
https://a.k3r.jp/a_sol/37137J0716H9)
7月20日21:39
台風が来そうな予感のする上海のBarにてこの記事を書いています。
私は1週間〜2週間に1回ほど、来るBarがあります。
このBarの老板はまだ若く、老板歴1年2ヶ月目の新人老板(29歳)さんです。
曰く、徐々に去年よりも月あたりのお客さんの総数が減って悩んでいるとのこと。
ただし、その割にはなんだか焦っているように見えない。。。
色々聞いてみるとその老板には欲しい年収や週にどれくらい休みたいかの基準がなく、それが理由で焦っていないことがわかりました。
まァ、ここはマインドセットの話なので、詳しくは割愛しますが。
ちょっと話を聞いて、理想の働き方、やりたくないこと、本当の理想を達成するために必要な年収をヒアリングしながら、その目標を達成するための時給を計算しました。
とりえず、ここまでを数値化して、基準を作ってあげて今の自分がヤバいことに気づいてもらいました。
お店の経営に話を戻して、それじゃあ現在の客単価は?と聞くと平均で70元/人ほど、去年よりも上がっているとのこと。
それじゃあ、やることは一つだけ。
客数を増やすための施策を打てばそれでOK!という話をしました。
ここからが、本題です。
この話の結末は、あなたの組織、会社の成果を最大化するためにやらなければいけないことをすぐに判断する方法。
という話につながってきます。
今日はそんな話です。(総経理以外興味ないかもしれない…)
まずはBarの話から繋げて、ここでは売上という指標を使って説明します。
わかりやすく、マクドナルドが使っている王道の数式を使って説明しますね。
マクドナルドが見ている基本KPIの一つは売り上げです。(当たり前か笑)
その数式は以下になります。
全体売上=客数 x 客単価 x 店舗数
それではこの数式に沿って、下記のような現状の会社評価があったとしましょう。
仮に、あなたが現在上記の3項目のうちどれかを2ポイントだけ伸ばせる資本力と時間があったとしたら…どこをカイゼンしますか?
強みを伸ばすか?
平凡な客単価を伸ばすか?
弱みである客数を増やすか?
選択肢は色々あります。
具体的な策までそれぞれ考えていたら、いろいろなパターンを考えてしまい迷ってしょうがないかもしれません。
ただし、答えは一つしかありません。
弱みをカイゼンすることです。
下記の図で、客数、客単価、店舗数に2ポイントずつ割り振った際の総合スコアを比較してみます。
全体売上=客数 x 客単価 x 店舗数
これらは全て掛け算で総合評価としての売上が計算されます。
弱みである客数を伸ばせば総合評価は倍の160点になります。
強みを伸ばした100点と比べれば差は歴然ですよね。
さらに実際には既に8点の評価を受けている項目を9点、10点に伸ばすのはかなりの労力を要しますよね。
一方で弱みを伸ばすのは簡単です。
4点前後の評価であればそもそも基本的なことをきちんと整備、整理するだけで効果が出るケースがほとんど。
生産、物流現場の評価指標であるに置き換えてみれば、QCD(品質、コスト(原価)、納期)などが真っ先に浮かびますよね
その場合、あなたの組織の弱みはどこにあるのでしょうか?
私たちも現場指導をする際
例えば、品質に最大の弱みがあればそこを徹底的に叩きます。
なぜなら品質がかなり弱い現場であれば、基本的な基準・標準の整備や仕組みの見直しをかけるだけでも効果がすぐに出るからです。
さらに、L/T短縮や手直し工数低減、検査工数低減など品質を上げるだけで副次的にカイゼンできるポイントも大きいです。
あなたの組織の弱みはどこにあるのでしょうか?
その弱みを評価している数式(公式)の中でさらに弱い点はどこでしょう?
無理して強みばかり伸ばすより、弱みをカイゼンすることで成果はどう変化するか?考えてみることも、一つの視点です。
組織や会社の各項目を数値化して、評価して、比較して…その後何をすればいいのか?
で、迷ってしまったり、間違った策を選ぶケースは少なくありません。
けど、本当は迷う必要はありません。
あなたの目の前には無数の選択肢があるように見えるかもしれませんがこの場合の答えは一つです。
弱点をカイゼンすること。
これだけ。
あなたの現場がもっと良くなることを応援しています。
PS.
なんだか飲食店の売上の話から生産、物流業の話に無理やりつなげたなぁと誤解されていないか心配です。。
今回は数式と評価と判断基準のお話でした。
とはいえ、自分で自分を評価するというのは、けっこう難しい。。。
なので、私が就活していた時も他己(他者)評価をしてもらいなさい、とよくアドバイスされました。
留学時代の数少ない社会人の知り合いにメールしまくってお願いした日々を懐かしく思います。
「君って実は信じられないくらい足臭いよね…」といった評価もありましたが(笑)大抵は意外な発見だらけで、おかげさまで面接でもうまく立ち回れました。
あなたの組織がどんなもんか?をみたい時も他者や専門家に見てもらうことで意外な発見があるかもしれませんよ。
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ちなみに7月の診断は既にいっぱいで受付を締め切っていますので悪しからず。。。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
現場カイゼン診断士 烏枝 将光
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