こんにちは!!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の門脇 圭です。
(写真をクリックするとプロフィールが見れます!)
今週の「Weekly 現場カイゼンブログ」をお届けいたしますね。
これは、「トヨタ 仕事の基本大全」という中経出版社が発行している本の中から、生産現場、物流の現場でお仕事されている方々にお役に立てる情報を、毎週1回当研究会の研究員から配信するものです。
「トヨタ 仕事の基本大全」という本の詳細はこちらです。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137G0224B55
今週はLecture62「最初から答えを教えない」です。
う〜〜ん???なんのことやらと思うかもしれませんね。すこしだけおつきあいください。
トヨタでは御存知の「なぜなぜ五回」という真因を探るツールがあります。
(ご興味あれば、一報ください。なぜなぜ5回シートのサンプル差し上げます。)
これは発生した事象を「なぜ発生したんだ?」より詳細に事実を積み上げて真因を探り、カイゼンを行っていきます。
例えば・・・・・・・「家に傘を忘れてびしょ濡れになり風邪をひいた。」という事象があります。
これをなぜなぜ5回やってみますね。
傘を忘れた→「雨が降ることが予測し傘を準備していたが、下駄箱に忘れた」→「朝、ぼーとしていた」→「睡眠が足りなかった」→「前の日に焼酎を飲みすぎた」→「ストレス発散していた」(→にはなぜ?といれてください)となります。風邪の原因は傘を忘れたことであり、真因はどうやら精神的なストレスと推測され、日々のストレスマネージメントが必要だということがわかりました。
(問題発生時にはこんな簡単なことではないですが、一例として・・・)
これを毎週読んで頂いている読者の方は、多くの部下を抱えていらっしゃる方が多いかと思います。
どうしても、答え、真因を先に見つけてしまいたいですよね。本当は部下に答え見つけ出し、その対策打ち、早いところカイゼンしてもらいたいのですが・・・・でもなかなかできない。。
目の前の問題の火消しを早いところやらないと、まずい!!!のが普通の考えですよね。
しかしながら、数カ月後に再発し、大きな問題になったことって1度や2度ではないのではないでしょうか???
真因にたどり着けず→決められた対策を守れなかった→再発これが、再発の負のスパイラルかと思います。
トヨタでは「自分で決めたことを守らせる」ことを徹底しているそうです。
「トヨタ 仕事の基本大全」では「人の脳は問いを入力されと、自動的に答えを出力しようとする」と言っています。
自分で出した答えは押し付けの答えではなく、自ら納得し、腹落ちした上で行動しますので、やらされ仕事ではなく、自分の仕事としてその責務を果たすはずです。
ですので、目の前の火を消す為に行動するよりも、部下に答えを見つけ出させる行動を優先してみてください。
先程やった「なぜなぜ5回」のように答えを部下に見つけさせるという事もカイゼンの一つです。
「決められたことを守る」のではなく、「自分で決めたことを守る」部下をたくさん作ると仕事はとても楽になりますよね。
今週は以上になります。
最後に!!
実は当研究会で上海交通大学出版社から2冊の本を翻訳、監修し出版しました。
「日本汽车工厂」と「丰田生产工厂防错法大全」になります。
「丰田生产工厂防错法大全」
中国語に翻訳済みです。現場での様々な事例、特に再発させないためのポカヨケの事例などは豊富に図解で説明しています。
「日本汽车工厂」
同様に中国語です。自動車工場を舞台にしていますが、どの産業の方にも参考になる書です。
特にカンバン、作業の効率化、ラインの平準化など生産の肝になる部分は非常に詳しく書かれています。
今回は出版記念として2冊セットで5名様限定無料進呈致します。中国人の部下に「必読書」としてプレゼントされてはいかがですか????
私、門脇も前書きを書かせていただいておりますので、是非ご覧ください。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 門脇 圭
PS: 毎月、無料現場診断を行っていますが、今回無料で御社の管理レベルを図り、カイゼンポイントが明確になるツール「現場ドック」を開発しました。簡単にいうと人間ドックの様なものです。
各項目で点数を採点し、御社の管理偏差値がわかります。強み弱みがわかり、カイゼンポイントが明確になるツールになっています。まだ、正式に発売を開始していませんが、こっそり3社だけ無料で実施しますので、このメールの返信に「現場ドック」希望と送ってください。
それでは!!!
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
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ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
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https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C0
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