お久しぶりです!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会の矢崎早人です!
(矢崎の詳細プロフィールはこちら!
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html)
※このメールは上海から発信しております。
9月3日に北京で行われた抗日戦争勝利70年記念式典は盛大でしたね。
微信(中国のSNS)上でも「祖国万歳!」と書き込みしている中国人を何人もみかけました。
一方、現地の日本人は、トラブルに巻き込まれる危険性があるのであまり外に出歩かない方がいいという通達を出している会社がいくつかありました。
実際は大きな事件はなかったように聞いています。
このパレードを見て、中国は経済的にも軍事的にも強くなったことをアピールしたいのだろうと感じる一方で、上海株の暴落に端を発する世界同時株安の状況を見ると、これから世界は良くも悪くも中国の影響をますます強く受けながら歩んでいくことになることを実感しました。
その一方、中国の現地で操業している工場や物流施設の担当者にとっては、天津の大爆発はもっと身近で影響の大きな問題になっているかもしれませんね。
大爆発が起こってから、中国国内各地の行政組織はすぐに管轄内の工場や倉庫を検査していました。
その結果、法令違反として罰金を払わされたり、自己負担で建物の改修工事をやらされたりしている事例をいくつか耳にしています。
本当に予想外のことが数多く発生するこの国。
私も6年ほど現地で生活をしてだいぶ慣れていたつもりでしたが、まだまだ予測できないことがたくさんあります。。。
その上、これからは経済の低成長時代が続くと言われています。
長年中国で操業し、撤退するのも容易ではない企業にとって、今現地でできることは何でしょうか?
ヒト、モノ、カネなどの経営資源をどのように活用して利益を確保し、そして増やしていけばいいでしょうか???
今、本当にその手腕が問われている感じがします!
そこで、お勧めしたいのが、9月から開講する「現場カイゼン塾」です。
【現場カイゼン塾紹介ページ】
http://www.a-solsh.com/kaizenjuku_jitsumu2.php(日文)
http://www.a-solsh.com/zh/kaizenjuku_jitsumu2.php(中文)
以前からご説明させていただいておりますように、当研究会は2009年ごろから本格的にトヨタ生産方式を活用した中国の生産、物流現場のカイゼンをお手伝いしてまいりました。
トヨタ生産方式って、実は低成長時代にも儲かる仕組みをどうすれば実現できるか?
という観点で開発されてきた方式なのです。
まさに、これからの中国にピッタリの生産方式なのではないかなと思います。
トヨタ生産方式とは、簡単に言えば「ムダ」を徹底的に排除してコストを削減しましょうという方式です。
そのための手法や考え方として、ジャストインタイム、自働化、カンバン方式、5S、見える化、能率管理などがあります。
「現場カイゼン塾」は、トヨタ自動車の現場で30年以上働いてきた経験豊かな先生が講師となって、トヨタ生産方式をベースに中国の生産現場、物流現場でどうやって利益を増やしていくかを学ぶ場です。
私は数多くの中国の生産、物流現場を訪問してきましたが、ときどき耳にするのが、
「うちはトヨタのようにはなれない。」
「うちは自動車業界ではないので、このやり方は当てはまらない。」
といった声です。
確かにこれは当たっています。
全ての企業はトヨタのようにはなれないし、またトヨタ生産方式がそのまますべての業界に導入できるとは言えないと思います。
当研究会が開催するこの「現場カイゼン塾」では、トヨタ生産方式を自社に導入することを学ぶのではなくて、そこから自社の独自の生産方式をどのように創り出していくのかを学ぶことが目的です。
つまり、自らカイゼンできる人材を育成し、社内のカイゼン推進者を担える人材を輩出するということです。
【現場カイゼン塾紹介ページ】
http://www.a-solsh.com/kaizenjuku_jitsumu2.php(日文)
http://www.a-solsh.com/zh/kaizenjuku_jitsumu2.php(中文)
トヨタ自動車の最大の強みは何なのか考えてみました。
いろいろな意見があるとは思いますが、神戸大学経済経営研究所の延岡教授は、「組織能力」だと言っています。
「組織能力」とは、技術、設備、人材などの経営資源を統合して効果的、効率的に活用するための組織プロセスなのだそうです。
私も数多くのトヨタ自動車OBの方とお会いしてきましたが、本当にトヨタ生産方式が身体にしみついています。生産や物流に対する考え方はトヨタ系の方ならどの方も同じことを言います。
また、現役時代はトヨタ生産方式が嫌いだったけれども、中国の多くの生産、物流現場を見て指導していくうちに、トヨタは本当にうまいやり方をしていたんだなということがわかったというのです。
これはもちろん一朝一夕でできるものではありません。
当研究会も2005年に上海で創業してから数多くの出来事がありました。
良いことも悪いこともありましたが、今こうして生きながらえてこられているのは、それなりの「組織能力」があったからだとも言えると思うのです。
中国経済が大きな曲がり角にさしかかっている中で、低成長時代でも儲かる「組織能力」を高めていくためには、まずその担い手たちを育成していかなければなりません。
「現場カイゼン塾」では、トヨタ生産方式の基礎はもちろん、それをどうやって自社に当てはめ、また展開していけばいいかを学ぶことができます。
参加者は、今の御社を支える管理監督者がお勧めです。
第1回目は9月15日と16日の2日間となっています。
残席が少しだけありますので、まだお申込みでない場合はぜひ下記URLをご参照ください!!
また、もっと詳しい内容が知りたいということであれば、このメールに返信いただいても構いません。
ご連絡をお待ちしております。
【現場カイゼン塾紹介ページ】
http://www.a-solsh.com/kaizenjuku_jitsumu2.php(日文)
http://www.a-solsh.com/zh/kaizenjuku_jitsumu2.php(中文)
それではまた、皆さまのお役に立ちそうな情報があったら配信させていただきます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
矢崎早人
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!相談無料です。
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