こんにちは!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会の矢崎早人です!
(矢崎の詳細プロフィールはこちら!
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html)
※このメールは上海から発信しております。
いよいよ春がそこまでやってきましたね。
今回の上海の冬はそんなに寒くなかったですが、暖かくなると気持ちが明るくなります。
ここ最近の定期カイゼン通信でお知らせしていた「現場カイゼン塾」は、おかげさまで満員御礼となり、3月17日から開講いたしました。ありがとうございました!
今回もカイゼン意識の高い受講生合計40名が集まっています。
第1回目の授業の中で、講師の岡義雄と受講生とで面白いやりとりがありました。
この定期カイゼン通信でも、少しご紹介させていただきますね。
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岡先生:
「マシニングセンターなどの設備に付いている信号灯がありますよね。」
受講生A:
「はい、青、黄、赤、白などの色に分かれている信号灯ですね。」
岡先生:
「あれは何の目的で付いていると思いますか?」
受講生B:
「設備が正常に動いているかどうかを示すランプです。弊社の設備にも付いています。」
岡先生:
「そうですね。つまり、異常が起きた時に赤や黄のランプがついてすぐにわかるようになっているわけです。トヨタ生産方式ではアンドン(行灯)と呼ばれています。」
受講生:
(メモを書く音)
岡先生:
「では、この信号灯の青ランプは必要だと思いますか?」
受講生C:
「青ランプがないと正常に動いているかどうかわからないと思います。」
岡先生:
「アンドンの目的は、異常が起きた時にすぐに気がついて対応することですよね。
そうであれば、異常のランプがついていなければ正常だと認識していいのではないですか?」
受講生C:
「・・・・・」
岡先生:
「ただ正常と言うことだけを示すために青ランプを点灯させるのはムダかもしれませんね。
例えば、1日8時間の稼働で週5日生産する工場だったら、年間50週として2000時間分も電気代がかかります。
ましてや一回も異常が起きなかったら、電気代がもったいないと思いませんか?」
受講生D:
「異常の時の赤ランプや黄ランプが故障することがあるかもしれません。
青ランプがあれば、青ランプが消えているのに赤や黄ランプが点灯しないことで異常がわかると思います。」
岡先生:
「ああ、なるほどね。
もし、そういう事態が起こるのならば、赤ランプと黄ランプを定期的にチェックすればいいでしょう。故障の事を考えて青ランプを点灯させる必要もない。」
受講生D:
「・・・・・」
岡先生:
「私がみなさんに伝えたかったのは、固定観念にとらわれないでほしいということです。
信号灯の青ランプは一つの例ですが、同じようなことが現場にはたくさんあると思います。本来の目的が何かをよく見極め、目的に沿っていないものはムダではないかと考えられるようになってほしいと思います。」
受講生:
(メモを書く音)
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現場カイゼンを進めていく時の大きな障害となるものが、この「固定観念」です。
現場に長く勤めれば勤めるほど、現状の姿ややり方が当たり前となり、ムダに気がつきにくくなっていきます。
現場カイゼン塾ではトヨタ生産方式をベースに固定観念を崩してムダを見つけていく方法が学べます。また、そのカイゼン方法も多くの事例を紹介しています。
今回、惜しくも参加そびれてしまった方はご安心ください。
6月開講の講座があります!
ぜひ、下記URLをご参考ください。
http://www.a-solsh.com/kaizenjuku_jitsumu2.php
なお、本研究会もパトライト社様とは取引があり、3色や4色の信号灯はよく見慣れた製品です。
そこから電波を飛ばして各設備の稼働状況をPCの画面で監視できるシステムを開発したこともあります。
ただ、青ランプが不要とまでは考えなかったです。。。
それではまた、皆さまのお役に立ちそうな情報があったら配信させていただきますね。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
矢崎早人
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!相談無料です。
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