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中国プチ情報では
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
1月7日の政府発表で
就業地における社会保険加入の
戸籍制限を全面的に撤廃していくことが
宣言されました。
これは
どういうことかというと
今までは
地方から都市部に移動してきた労働者が
就業地で社会保険に加入するためには、
戸籍地に関連した制約がありました。
例えば
・社会保障加入の制限と都市戸籍との差異
就業地での戸籍がないため
正式な社会保険加入が難しく、
医療保険や年金制度を、都市戸籍と同じレベルで
受けられない場合があり、不平等が生じる。
・移転の複雑な手続き
仮に社会保険に加入できたとしても、
別の地域へ転職や移住する際に、
社会保険関係の手続きが複雑で時間がかかり
あきらめてしまうケースが多々ある。
などなど
農村戸籍と都市戸籍の差から
発生する問題がずっとあり
経済が発展し
都市への労働者が流入し
都市人口が高まっていく中で
戸籍の撤廃や社会保障の全国統一は
ずっと重要視されてきていました。
大都市の1部では改善が進んできたのですが、
まだ、地方レベルではかなり問題が残っている現状です。
それに対して
この問題が人材の流動性に悪影響を与えている
ということで、全国的に統一を進めるというのが
今回の宣言になります。
(中国の全人口の約30%は流動人口となっている)
具体的には
・社会保険加入の自由化:
戸籍に関係なく、就業地で安定した職に就いている労働者であれば、社会保険に加入できるようにする。
特に、物流やサービス業で都市に就職してきた人達が
この問題に直面しているので、戸籍による制限をなくす。
正規雇用の人というよりは
非正規雇用や短期雇用の労働者が
この社会保障の問題で割を食っていた層なので
そこに向けての適用が期待されています。
期待される効果としては
職業選択がより自由になることで
ライフプランに合わせて
居住地を変更できるようになる。
その結果
社会保障に縛られて、
流動性が下がるということが無くなり
農村→都市だけでなく
都市→農村という選択肢も広がることが狙いです。
中国に約1億人ほどいると言われる
ノマドワーカーの地方移住も期待されているようです。
本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。
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