一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
*現場で最もお金を生まない仕事って何か知ってますよね??*
おはようございます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の門脇です。
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https://a03.hm-f.jp/cc.php?t=M972779&c=18288&d=e23c>
新年あけましておめでとうございます。春節明け第一弾の「カイゼン通信」になります。
中国にいると、あれですよね・・・・年に2回の正月があるので、いいんだかわるいんだかで・・・・w
さて今週は「現場で最もお金を生まない仕事」ってなんだかわかりますか????
*「私の仕事!!!!」*なんて言わないでくださいね!!!
工場や倉庫には様々仕事がありますね。営業、購買、生産計画、製造、生産技術、品管・・・・・
などなど。どれもこれも現場運営には必須、どの会社も必ず設置する部門です。
その中で各部門はムダなことを省き、低コストで品質の良い最も効率の良い生産を
行わなければなりません。
「そんなこと言われなくてもわかってるわい!!!」
「何を今さら門脇は言ってんだ?????」
なんて聞こえてきそうなんですが、
私は中国、タイ、日本で数多くの生産現場、物流現場に行きますが、そこで「生産現場、物流現場で最もお金を生まない仕事」ってなんですか???ってに聞いてもほとんど正解しません。
ですので、基本的なことから整理してみました。
何だと思います?????
トヨタ生産方式には*7つのムダ*という言葉があります。聞いたことありますよね???
*加工のムダ*
*在庫のムダ*
*造りすぎのムダ*
*手持ちのムダ*
*動作のムダ*
*運搬のムダ*
*不良・手直しのムダ*
現場にいる方でしたら、必ず一回は聞いたことがありますし、カイゼンの基本として実践されているかと思います。
実はこの7つムダにもう一つ付け加えてもいいというくらいなムダがあります。
それが「生産現場、物流現場で最もお金を生まない仕事」であり、*8つ目のムダ*なのです。
それはなにかといいますと・・・・・
*「レポート・報告書のムダ」*です。(本社への報告書はこの際含みません・・・・w)
通常レポートや報告書は机に座り、パソコンを目の前にして、真剣な顔で入力したり、記述していますよね??
現場でそんな光景を見ると、あ~この人は仕事しているんだなと感じてしまいます。
私の子供も机に座っているだけで勉強しているな~~~なんて思っちゃいますが。。。(実は携帯で動画見てたりゲームしてたりなんですけどね・・・・)
社内におけるレポート、報告書の類をすべて把握している人は誰一人実はいませんし、一体なんの為にその報告書、レポートを作っているのか説明できない物は実は
社内に多数あります。
先日カイゼン指導先で実際にあったのですが、製造部で150名程のラインで40名ほどが何らかの入力業務、報告書・レポートの作成を行っていました。
毎月発行するそれらの数は1000を超えており、全て紙ベースで保管され、毎月毎月書棚ラックが増え、置きどころがなくなり、外部倉庫まで借りている状態でした。
報告書の保管期限があるので・・・とのことですが、最も金を生みませんよね・・
不良が発生するたびに増える検査ポイント、それに伴って増える報告書の数、そして数年間保管しなければならない履歴管理。一体なんの為にそれら報告書・レポートが必要なのか誰も答えられる状況ではありませんでした。
しかし「なんかあったときのために・・・・・」「お客さんに言われたから・・・・」
製造現場あるあるネタみたいなものですよね。
そこから報告書の内容を精査していくと、同じ内容の報告書だったり、製造履歴、出荷履歴の二重カウント、検査個所の重複、レポート重複、2重検査などなど・・・・・」
どれだけムダなことを日々こなしてきたのか、と現場トップは愕然として驚いていました。
40名の入力者が18名まで削減され紙の量も相当すくなくなりました。
そして次のステップは「レポート・報告書の自動化」に着手しました。現場の自動化で、人が作業する工程をロボットや設備、治具などで置き換え工数を削減させる手法は皆さん御存知であり、大きな投資も行うのですが、「レポート・報告書の自動化」に気づき着手する会社は実は多くありません。
ロボットや設備の投資よりも実は安価で、かつ多くの工数が削減されるケースがとても多いのです。
先の会社も18名まで削減された工数を「レポート・報告書の自動化」にすることで、7名まで削減できました。「レポート・報告書の自動化」に対する投資も数ヶ月で回収に成功しました。
「レポート・報告書の自動化」に関してはとても多くのノウハウと事例が当研究会にはございます。
現場でレポートや報告書を書いている工数が多すぎる!!や何をしているのかわからない作業者が多い!!!なんとか自動化できないのか???といったお悩みがありましたら、当研究会にご相談ください。
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一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 門脇 圭
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この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている管理者の
方へ、また、日本で中国ならびに東南アジアのオペレーションを管理している
方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。
我々は、生産現場、物流現場の皆様が抱える問題を様々な方法で解決し、
カイゼンする事を第一の仕事としております。
品質のカイゼン、生産性のカイゼンなど、様々な成功事例が当研究会には
数多く蓄積されています。
その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと
思い、ニュースレターを発行しています。
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