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外資製造企業の中国進出規制がゼロに

こんにちは。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
過去記事はこちら
https://kaizenlab-china.blog.jp/

中国プチ情報では
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします！
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。）

9月8日に、中国商務部より
製造業分野における外資進出制限を全面的に撤廃したことが発表されたました。11月より全国で実施予定です。

ニュースでは
中国企業と外資企業の差はこれでゼロになった
と騒がれておりますが、

実態は「外国投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)」と呼ばれる、外資企業の進出制限される分野のリストの31条の内、

製造分野に該当する
(１)「出版物印刷は中国側が支配権を持つ必要がある」
(２)「中薬飲片の加工技術（蒸す、炒る、炙る、焼くなど）の応用および中成薬の秘伝処方製品の生産を禁止する」

が撤廃されるのみで(この分野の外資企業が進出できるようになる)
インパクトはそんなに大きくないです。

しかし、
外資誘致のための規制緩和は
経済停滞の中でかなり進めていおり
製造業に比べ遅れていた、サービス業、医療分野でも
進出規制を緩和させています。
(北京、天津、上海、南京、蘇州、福州、広州、深?、海南全島において、中医を除く外資独資病院の設立が認められる予定)

加えて、まだ報道ベースですが中国国内の上場企業に対する
外国人株主比率についても緩和されるかもしれない
との報道が出ております。(現在は外国人持ち株比率の上限を30％としており、外国人株主１者の持ち分については10％までの制限)

進出ができても、業種によっては出資比率規制が合ったり、取引範囲の規制が合ったり(政府関係の調達には入れなかったりするなど)、自由度が他国に比べて高いとは言えないのですが、

自動車産業に代表されるように

初めは合弁で出資50%以下から始まり、
段階を踏んで撤廃され
2018年には新エネルギー車では制限なし
2022年にはすべての車種で制限なしとなったような流れが
近年加速しています。(すぐにBMWが出資を75％に引き上げた)

このようにまずは参入できる門戸を広げ
その後、国内での活動ルールの緩和を進めるという進め方ですが
今回は門戸を広げたという意味で、海外へのアピールにしています。

本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。

P.S
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